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さう日和。

ファニーフェイスなオナゴ。ジャニーズ中心生活。

福田くんってさ。

ジャニーズ 妄想 長編

私、福ちゃん好きなんです。

とても。


だって最高にカッコいいじゃないですか。
全てにおいてちょうどいい…というか。

身長も体型も顔面もズバ抜けてカッコいいのに
あの性格。自由人なのにしっかり者。

本当にあんな人と結婚したいです。

いや、むしろふくだくんと結婚したいです。

デッヘッへ〜〜ッ
無理か無理か♡
グッヘッヘ〜〜〜〜ッ


そんなこんなで2015年最後の妄想は
大好きな福ちゃんとのお話(妄想)





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『お待たせしました〜〜生2つです』


給料日後の花金。
世の中の働くサラリーマンにとっては
最高に嬉しい日だろうけど
飲食店のスタッフからしたら
地獄でしかない日。


『お姉さん!お姉さん!
こっち頼んだビール
まだ来ないんだけど〜〜』


それに加えてタチの悪いお客さんなんて
いた日にはイライラも加わって
もう本当に最悪。


『はーい!少々お待ちくださーい!』

『この店の少々は長ぇな〜〜』


世界がグルグル回るような
忙しさに苦しめられて数時間、


…糞野郎。
そんな嫌味ばっか言ってるから
おめーの頭はハゲてんだよ。


そう心で呟いて笑顔で乗り切る。
私だって今日が終われば
給料が待っているんだ。
25日締めの月末払いの給料が。

人より少し遅れてもらうのは
周りが浮かれている時に
カツカツしている自分が惨めになるから
少し嫌だったりする。


『はい、○○ちゃん!
今月もよく働いてくれました!!』


でもそんな不満は手元にお金が届けば
なんてこっちゃない。


『ウィッス。来月もがんばりやす。』

『相変わらず男前だね』

『アザッス』

『明日はどこのバイトなの?』

『オフィスワークの方っす』

『若いのによく働くね』

フリーターっすけどね』


そう謙虚さを店長に見せて
高校の頃から愛用してるマフラーを巻いて
裏口から外に出る。

寒い通り越して痛い風が体に突き刺さる。


上京してきて早3年
短大を卒業して昔から憧れてた東京に行くために
死ぬ物狂いで就活して
東京の会社に就職した。

しかし親元でぬくぬく育った田舎者が
いきなりの東京。独り暮らし。新社会人。

いろんなことについていけなくなるのは
すぐだった。


『最近の若者はすぐに投げ出す。
まともな教育受けてきてないのかしら』


デスクの荷物を片付けてる私の背中に向かって
ファンデの厚み3cmババァと勝手に名付けた
お局に言われた言葉が今も耳に残ってる。


地下鉄の出口から通りに出て
アパートへと急ぐ。

家を出さない!と言う親の反対を押し切って
東京に出てきたというのに
たった3ヶ月で仕事を辞めた私に
親はもう縁を切ったも同然。

頼れる人もいないしこっちに友達もいないしで
がむしゃらに働きまくっているうちに
バイトを3個も掛け持ちするフリーター
今現在の私になっていた。


…ダメだ。なんか今日は気弱だ。


たまに来るこの感じ。
ネガティヴに襲われるこの感じ。

家路へとポテポテ歩きながら
履き古したスニーカーが目に入る。


あ、やばい…なんか…


プルルルルルル


『おぉぅッッ!!!!』


いきなり鳴ったケータイの音に
夜道で奇声を発してビビる。

口元に手を当てて
周りに誰もいないか確認する。


よかった…変質者にはならなくて済んだ。


ネガティヴになっていた気持ちを
少し晴らしてくれた電話に感謝したい。


『はいよー、ちょっと待ってくださいよーっと』


コートのポッケを弄ってケータイを取り出すけど
何も来てない自分のケータイ。

おかしいと思ったんだ。
滅多にならない自分のケータイから
着信音が聞こえるなんて。

そして悟り、リュックにぶち込んだ
さっきまで着ていた居酒屋の制服を取り出す。


『やっちまった…』


グシャグシャに丸められたタバコ臭いそれの
ポケットに入っていたのは
今日4卓に座っていたお客様が
忘れていったケータイだったのだ。

席が空いては片付けて次の客。
そしてまた席が空いては片付けて…
その繰り返しだった今日。

4卓の片付けを頼まれた私は
忘れられたケータイを発見した。
でもケータイを忘れたお客さんは
殆どの人がすぐ店に取りに戻ってくるから
きっとこの人も取りに来るだろう。

そう思って、


とりあえず片付けの邪魔だから。


と、ポケットに入れたのだ。
でも、なんで。なんで…


『持ち帰ってきちゃうかなぁぁ〜〜』


誰のものか分からないケータイを握りながら
あと数十メートル先にある自宅を見つめる。


今からバイト先戻るのもな…
ちくしょうめんどくせぇ。


そう思っていた矢先、
手の中のケータイがまた震え始める。


“たちゅみ ゆだ〜い”


…なんだこのふざけた名前は。


悩みに悩んだ末に、
着信が切れるギリギリで電話を取った。


『……はい…』

『おおおお!!出た!!!』

『…』

『あー良かった!!良かったぁぁ!!』

『…あのぅ…』

『マジ良かったぁ〜焦ったぁ〜〜』

『…あ、あのぅ…』

『ああ、ごめんなさいごめんなさい!
そのケータイの持ち主の友達っす!

なんかすいませんね!とりあえずケータイ
あったことに安心しちゃって!
本当に心配だったんすよぉ〜

今日何軒も居酒屋はしごしたから
どこの居酒屋に忘れたか分からなくて〜!
とりあえずしらみつぶしに
確認しまくったんですけどねぇー

あ〜〜でも本当に良かった〜
拾ってくれたんすか?
ありがとうございますマジで!』


圧倒。
え、今呼吸してた?


『…』

『…』

『…』

『もしもーし』

『あ、ごめんなさい…』

『大丈夫大丈夫!どこに落ちてた?』

『あ…あの…○○って居酒屋で
忘れ物だったんですけど…』

『あれ?その店、行った…けど…』

『う…本当にごめんなさい…
私間違って持ち帰ってきちゃって…』

『ぎゃはははははは!!!!』


いきなり笑い出す。
本当になんなのこの人。


『ケータイ連れ去られてんじゃん!!
マジうけんだけど〜〜!!!』


私は全くウケない…


『本当にすみません…』

『大丈夫大丈夫!
とりあえず無事だったみたいだし!

でも持ち帰るなんて面白すぎんだけど!
いいネタになるわ(笑)』


元々社交的ではなかった私は
飲み会などの誘いも突っぱねまくって
生きてきたので、
こういう人見知りしないで
ガンガン話しかけてくる人は苦手だ。
それが異性となれば余計である。


『…』

『あ、また黙っちゃった(笑)』

『…このケータイ…どうすればいいでしょうか…』


しかし、持ち帰ってきてしまったという
大失敗を犯している身分で
強くなんて言えない。
下手下手に話す。


『んー。どうしようねぇ〜…
今どこにいるの?』

『○○駅の近くです』

『え!?○○駅!?』

『…はい』

『了解!じゃあ今すぐ取りに行くから
駅前に公園…あったよね?
そこで待ってて!!』


プツンと切れた電話。


…は?

ちょっと…嘘でしょ…


呆然とケータイ画面を見つめる。
ロックされてるケータイ。


『こっちからかけらんないじゃん…』


どうしていいか分からないけど
待つしかない状況に少し苛立ちながらも
来た道を戻って駅前すぐの公園に向かう。


なんか今日は
家に帰れないような気がしてならない。

私は早く家に帰りたいのだ。
家に帰ってお風呂に入りたいのだ。
何故なら昨日風呂に入ってないから。
冬とはいえ流石になんか気持ち悪い。


キィキィキィキィ


いつもよりゆっくり歩いて
やっと着いた公園。

その公園から金属の擦れる音が聞こえる。


ギェェェェ〜〜!!!!!
怖い!怖い!え!?何!!??


よくよく眼を凝らして見ると
ブランコに乗ってる人がいる。

何でこんな事に…
半泣きになりながら影からその光景を見つめる。

そう思ってもすべては自分のせい。

意を決して公園に足を踏み入れようとした瞬間、


プルルルルルルル


『…ッッ!!!????』


握ってるケータイにはあの、


“たちゅみ ゆだ〜い”


ハワハワハワ。
慌てながらケータイを取ろうとした瞬間、
目の前に影が差し掛かる。
月明かりが閉ざされて恐る恐る顔を上げると…


『どうも、たちゅみゆだ〜いです』


逆光で顔は見えないけど
月明かりが透けて見えるその髪は…

すごいくるくる。


『あ、こ、こんばんは…』




続く。

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2015年、皆さんとてもお世話になりました♡
こんな私のつまらないお話を読んでくださって、

DMやリプなどで感想を頂いたり
とってもとっても幸せな年でした!

勇気出してブログ作って良かった…!
感涙!うぇぇぇ…(;_;)


是非是非!
来年もよろしくお願いします!


このお話も来年に持ち越します。
カウコン始まるから(笑)


それでは、皆さん。
良いお年を〜〜(((o(*゚▽゚*)o)))