読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さう日和。

ファニーフェイスなオナゴ。ジャニーズ中心生活。

越岡さんと温泉旅行

今週は先週の予告通り越岡さんで
お送り致します。


安心してください。
福ちゃんみたいに次回予告したくせに
やらないとかそんなオチではないですよ(笑)




こしおくんの今までの恋のお話読んで頂けたら
物語に深みが増すと思います。

もちろん読まなくても全然オッケーです(笑)

通勤や授業中の暇つぶしにどうぞ。



テッテレー。




---------------





『ねぇ、私の身体ってムラムラしない?』


そう聞いた私の顔面に、
一緒にランチを食べていた仕事場の同期が
口から米粒を吹っ飛ばした。


『白昼堂々何言ってんのよバカッ!』


紙ナプキンで口元を拭きながら怒る彼女。
私も彼女から紙ナプキンをもらって
顔についた米粒を拭き取る。


『いや、私今付き合ってる人いるじゃん?』

『大学の時の人でしょ?』

『そう、その人』

『前写メ見せてもらったけど
優しそうな人じゃん。爽やかで。』

『うん、まぁすごく優しいんだけどさ』

『優しくてイケメンの彼氏の何が不満なのよ』

『いや〜あのぅ…』

『何よ、早く言いなさいよ。
内容によってはブッ殺すけど。』


彼氏いない歴がもう4年に差し掛かりそうな
同期はいつも辛辣。


『…未だにノーセックス。』


そう言うと本日2回目の
顔面ライスシャワー(笑)をお見舞いされた。


『は!?未だに!?嘘!!
付き合ってどのくらいよ!!』


お腹を抱えながらゲラゲラ爆笑する同期。
彼女にとってこの話が私をブッ殺したくなる
内容ではなかった事に安心する。


『え。ヤバいよ?3ヶ月になるよもうそろそろ。』

『あんたいくつよ』

『今年26だよ』

『彼氏は?』

『同い年だよ』

『www』


もう言葉を発する事が出来ないほど
笑いこける同期。

いくらなんでも笑い過ぎだ。
同じようにランチに来ているOLで溢れかえる店内で
やたら目立ってしまっている。


確かに笑いたくなるかもしれないけど
私は結構真面目に悩んでいたりする。

裕貴と付き合いだしてもうすぐ3ヶ月。


彼の家に泊まった事もある。
もちろんキスの経験もある。


2人で遊びに出掛けて美味しいご飯を食べて、
裕貴の家に帰ってきてお風呂を借りて。

洗面台に並んでる2つの歯ブラシ見て
うふふ♡って1人でニヤけて。
(実はこっそり写メってもいる)

ソファに座ってピッタリくっつきながら
借りてきたDVDを見て、
毎回2本目の途中で眠くなってきちゃう私に

裕貴が優しい声で


『…眠い?』


って聞いてきてくれる。

コクンと頷くと、フッと柔らかく笑って


『寝ようか』


そう言って寝室に連れて行ってくれるのだ。

壁側で寝たいっていう私のワガママを聞いてくれて
いつも先に私を布団の中に入れて
後から入ってくる裕貴は、


『ハイ、どうぞ』


左腕を出してきて
私がちょこんとその程よく筋肉のついた腕に
頭を乗せると、優しく髪を撫でてくれて


キスをしてくれる。


触れるだけのキスから
どんどん深くなっていって

たまに裕貴が漏らす
吐息とかリップ音がすごく好きで

髪に触れていた手がいつの間にか腰に回って
腰から背中を撫でてくる手がたまらなくドキドキして


あれだけ噛み付くようにキスしてくるくせに
最後はフッと唇を離して
私をきつくギュッと抱き締めて


『大好きだよ』


って優しく言ってくれるのが幸せだった。


『私も』


って答えた後にもっと強く抱きしめてくれるのが
すごくすごく幸せだった。



だがしかし、それは付き合って最初の1ヶ月間だけ。
さすがに2ヶ月目になると少し不安になってきた。


少しくらいは触ってこいよオイ。


と思った私はある日、
お風呂に入りながら


『裕貴ーー!!ごめーん!
シャンプー切れちゃったー!』


大きな声で叫んでお風呂場まで呼び出した事がある。

これで少しは意識してくれるかな?
そう思った故の作戦だったのに、


『え?嘘、○○泊まりにくるからって思って
昨日補充したばっかだよ?』


ケロリとした感じで答えられた。


『あ、ああ。あーほんとだー
よく見たらシャンプーたっぷり入ってるわー』


超棒読みでそう言って
その場から立ち去っていく裕貴のシルエットを
すりガラス越しに
めちゃくちゃアホくさい気持ちで見る羽目になった。


シャンプーの補充なんかしてないで
乳のひとつでも揉んでこいや。


私を思って気を利かせてくれただけなのに
その私にイライラされる裕貴を
少し不憫に思いながらも
やっぱり多少つまんない感は否めなかった。


意気込んでいた2ヶ月記念日も
裕貴の仕事が忙し過ぎて会えずじまい。
なぁなぁなままで終わってしまった。


そしてなんだかんだ今日に至る。




『ねぇ、どう思う?浮気してるのかな』


ランチプレートのメインである
エビフライをフォークでグサリと刺しながら
同期に思い切って聞いてみる。


前に大学時代の友達が教えてくれた話。
私のことを好きでいてくれたから、
その子には手を出さなかったという話。

それをふと思い出したのだ。


『いや、それは無いと思うけど』

『なんで!その根拠は!』

『すげぇ愛されてるから、アンタ。』


…照れる。


確かに私は愛されていると思う。
それは分かっている。

分かっているけど、
やっぱりどこか不安なのだ。

私は裕貴の事が大好きで、
裕貴も私の事が大好きで。

話はただそれだけでシンプルなハズなのに。
やっぱりどこか不安なのだ。


『…まぁアンタの彼氏は
マジで浮気してないと思うよ。
てゆうか出来ないタイプよ、きっと
大切にされてんじゃん。』


前に付き合ってた人が
クソがつくほどの浮気性だったのもあるから
大切にしてくれるのはすごく嬉しい。
その気持ちを受け止めたいとも思う。

でも、私は裕貴にだったら
何されても嫌じゃないのにな…
そのくらい好きなのにな…


同期の言葉をありがたく受け止め、
そんなことを思いながら
私はエビフライを口に入れて、
しっかりシッポまでムシャムシャ食べた。





***





『○○さん、温泉旅行に行きませんか?』



それは突然だった。


テレビを見ながら、
裕貴オススメのロールケーキを食べる私に
彼がそう言ってきた。


『…温泉旅行?』


もぐもぐ口を動かしながら聞き返した私見て笑う裕貴。


『なんかハムスターみたいだなぁ』


丸めの。
と付け足しながら瓶のお酒を飲む。


『何で急に?』

『先月どこも出かけられなかったでしょ?』

『うん』

『だから少し早いけど、3ヶ月記念日として。
ちょっと遠出しよう』

『え!?本当に!?』

『本当に』

『やったぁぁーーー!!!!!』


大声を上げて裕貴に抱き付いた。


『声デケェよ(笑)』


呆れた声を出しながらも
抱き締め返してくれる裕貴。


『いつ!?いついく!?』

『来週末とか』

『急だね!でも私は全然大丈夫だよ!!』

『だから声デカいって(笑)』


私の身体に回した右手で
背中をポンポンしながら


『喜んでくれて良かった』


そう言ってくれた裕貴の後ろで私は


裕貴…!
ちょっと高めの
勝負下着用意しとくからね…!!!
覚悟しててね…!!!


謎の闘志に燃えていた。




温泉旅行…

そう聞いてからの私は超行動的だった。

普段は行かないエステに行ってみたり
夜ウォーキングに行ってみたり
間食を控えてみたり。

今からやったところで何1つ変わらないけど
気分的にやっておきたかった。


旅行前日も、何かの儀式のように
お風呂場でひたすらに身体を洗った。
全身の毛という毛も
皮膚ごと剃れるんじゃないかってくらいの
勢いで全て処理した。


『…ゆうき…』


湯船につかりながら名前を呼んでみると
なんだかすごく緊張した。






そして当日、車で私の家まで
裕貴が迎えに来てくれた。


『忘れ物ない?』


助手席に乗り込んでシートベルトをつける私に
頭を撫でながらそう言う裕貴を好きだと思った。


旅行先は車で2時間ほど走ったところにある温泉街。

宿の方に行くにはまだ早いから。
と、着いてまず街を見て歩いた。

レトロ映画の舞台になっているその街は
本当に映画の中に入り込んだような気になった。



甘味を見つけては片っ端から買い食いする裕貴に
毎回必ず一口だけもらった。


『すいません、写真撮ってもらってもいいですか?』


その場にいた2人のマダムに声を掛け、
映画にも出てくる建物の前で写真を撮ってもらった。


『私たちもいいかしら?』


マダム2人から言われ、
裕貴がデジカメを受け取ろうと手を出すと


『あなたはこっち』


と、強引に手を引かれ
なぜか裕貴を挟んで両脇にマダムが立つという
謎のスリーショットを撮らされた。

両側から腕を組まれながら
超笑顔で真ん中立つ裕貴が最高に面白くて
どさくさに紛れて自分のスマホでも撮って、
辰巳に送っておいた。


ある程度回り終わって、
お土産を買ってから宿に行こうとなり
同期の分と部署の人たちの分の
お土産を買ってお店の外に出ると
少し離れた木陰のベンチに座る裕貴が見えた。

ぼーっとした顔で空を見上げてる裕貴の間抜け面を
コッソリ隠し撮りして
また辰巳に送っておいた。

それからズームにしたり遠目にしたりして
何枚か盗撮していると
横を通って行った同い年くらいの女の子達が


『あそこにいる人イケメンじゃない?』


裕貴を見ながら話をしていて、
心の中でフフンッと自慢気に笑っておいた。


手を繋いだり、腕を組んだり、
車が近くを通った時はサッと肩を抱かれたり
私と裕貴はずっとピッタリくっついていた。


あぁ、本当に幸せだなぁ。
何度も何度も思った。






『じゃあ後ほど〜』


宿に着いて、少しまったりして。
カニづくしの夜ご飯をたらふく食べた後
裕貴と女湯と男湯のれんの前でそう言って別れた。


脱衣所で服を脱いで温泉に入る。

夕食の食べ過ぎでここ1週間だけ
気分的にやってみたダイエットも虚しく
ぽっこりお腹が出ていた。


…こんな事なら昨日の上司からの
差し入れのどら焼き食っときゃ良かった


もう誰かの胃の中にあるどら焼きを
恋しく思いつつ、
入念にムダ毛のチェックをし、

最後は気合い入れに頭から冷水をかぶった。


温泉から上がり、ちょっと有名な下着屋で購入した
3800円のブラをつけ、
2500円のパンツを履いた。


…遂に来た。
…遂に来た!



胸に手を当てて深呼吸する。

別に初めてって訳じゃないのに、
心臓がバクバク鳴っている。
心なしかお腹が痛い気がしてきた。

緊張してるのかなぁ?
興奮してるのかなぁ?
はたまた、食べ過ぎ?


最後に一応行っておこう…


そう思ってトイレへ向かった。







『…あれ、もう戻ってたんだ』


浴衣に着替えた裕貴が部屋に入ってくる。
背がすらっと高くてスタイルのいい彼は
何を着ても似合うから浴衣姿もカッコいい。


『…』

『○○?』

『…』


座椅子に座って机の上に置いた
腕に頭を乗せながら
テレビをぼーっと見る私に裕貴が話しかける。


『○○、アイス買ってきたよ。食べる?』

『…たべる…』


ハイ。と言って目の前に置かれたアイスは
私の大好きな種類のアイス。


『…ありがと』


何も言わなくても私の好きなものを
買ってきてくれる裕貴に
少しキュンとしながら食べ始める。


『あ、お前雄大に俺の写真めっちゃ送っただろ!
恥ずかしかったんだから!』


プシュッと音を立てながら缶ビールを開けて
私と机を挟んだ向かい側の座椅子に腰掛ける。


『…ん、ごめん…』


たくさん話しかけてくれる裕貴に空返事で答える。

アイスをチビチビ食べながらうつむいていると
いつの間にか後ろにきていた裕貴に
ふわっと抱き締められた。


『…どうしたの』


少し呆れてる感じに、
でもすごく優しく聞いてくる。


『…何かあったの?』


首をフルフルする。


『俺何かしちゃった?』


もっと強くフルフルする。


『…ならどうしたの?』


ふんわり香る、裕貴のシャンプーの匂いに
ポロポロ涙が溢れ出した。


『うぇぇぇ…』

『あーあ。泣くなよ〜』

『ゆうぎぃぃぃ…』

『ハイハイ。』


振り向いて裕貴の首に腕を回す。


『どうしたの?』

『…あの、ね…』

『うん、』


背中をポコポコ叩きながら聞いてくれる。


『わ、私…ね、』

『うん、なあに?』

『…せ、』

『ん?』

『…生理になっちゃったぁぁぁ…』


裕貴の首に回した手に力を入れながら
半分泣き叫びながら言った。

恥ずかしさ押し殺して口にしたというのに
普通に背中をポコポコし続ける裕貴。


『…なんでそんな普通なの!?』


恥ずかしさのあまり裕貴から腕を離して
顔を見てみると、
ポカーンとしている彼。


『…は?…え?』

『私今日の為に3800円の下着買ったんだよ!?』


その言葉に
あぁ、なるほど。と私の言いたい事を
理解したらしい彼は


『そんな事で落ち込んでたの?』


私の頬に手を添えながらそう言った。


『そんな事って!!』


当然のごとく怒る私。


『…そんな大切な事?』

『…だって…』

『だって?』

『…だって裕貴がいつまで経っても
キス以上の事してくれないから…ッ』

『うん』

『私、魅力ないのかなって…ッ』

『…』

『不安でッ』

『…』

『…ッ…』


頬に添えていた手で今度は涙を拭ってくれる。

自分の思っていた不安を口にした
恥ずかしさやら興奮やらで
グズグズいつまでも泣く私に


『○○は自分で思ってる以上に魅力的だよ』


裕貴の柔らかい声が届いた。


『…本当…?』

『本当』

『嘘ついてない?』

『ついてないよ』


その裕貴の言葉と笑顔に、
だんだん自分の悩んでたことが
バカらしくなってきた。

裕貴がそう思ってくれてるならいいじゃん。
他の人は置いといて、
裕貴が魅力的だと思ってくれるなら。
形にこだわることないじゃん。


さっきまで大声で泣いていたくせに
ヘラヘラ笑いだす私。


『裕貴…』

『ん?』

『ごめんね…』

『いいえ』

『ありがとう…』

『いいえ』

『裕貴』

『○○』


そう言って2人でふふふ。と笑いあう。


『あ、でもちょっと見ておこうかな(笑)』


そう言って裕貴は浴衣の下に着た私の
キャミソールの襟元を人差し指で引っ張って中を覗いた。


『…赤だ…』

『赤だよ』

『…いくらだっけ?』

『3800円』

『ふぅん』


さすがにそんなに見られると恥ずかしくなってきて
可愛くない口調になってしまう。


『可愛いでしょ?』

『うん、可愛いね』

『悩殺出来た?』

『もう何年も前から悩殺されてます』


やっとブラから目を離して
こっちを見てくれた裕貴に
私はまた勢い良く抱きついた。


『ゆうぎぃぃぃ…』


また泣くのかよ。って呆れながら笑う彼は
やっぱりとても優しくて私には勿体無いくらいの
彼氏だな…そう思った。



裕貴のおかげですっかり元気になった私は
ゲーセンに行きたいとワガママを言って
裕貴に手を繋がれながら連れて行ってもらった。

宿の中にあるお世辞にも新しいとは言えない
昔の型のゲームが並ぶゲーセンで
子供のようにはしゃいだ。

UFOキャッチャーで無駄に白熱して
裕貴が何のキャラクターか分からない
謎のぬいぐるみを取ってくれた。

本当に何のキャラクターなのか分からない
ブサイクなぬいぐるみだったけど
私にとったら最高の宝物だった。


たくさん遊んでたくさん笑って、
隣同士に並べられた布団にお互い入った。

電気を消して少し経った頃に


『ねぇ』
『ねぇ』


声が被った。


『なに?』

『裕貴先でいいよ』

『いや、○○先に言ってよ』

『…』

『…』

『…そっち、行っていい…?』


…なんだか今日は恥ずかしいこと
ばっかり言わされてる気がする。

やっぱりなんでもない!
って言おうとした時に布団の中で
裕貴に腕を掴まれた。


『俺もこっち来てって言おうと思ってた』


…ずるい。
部屋が暗くて良かった。
顔が赤いのばれたくない。


裕貴の布団に潜り込むといつも通り
左腕を出してきてくれて
そこに頭を乗せると、髪を優しく撫でて
キスをしてくれた。


いつもより長いそのキスは
すごい気持ち良くて、
裕貴と心まで繋がったような気がした。


『○○…』


少し名残惜しそうに唇を離した裕貴に
名前を呼ばれる。


『なあに?』

『さっきの、話なんだけどさ…』

『ん?』

『大切にしようって思って
キスまでで我慢してたけど
不安にさせてたならもう我慢しないから』

『…』

『そんな事で不安にさせたくない』


暗闇の中でもわかる裕貴の視線に
恥ずかしくなって
顔を背けて布団を引き上げた。

引き上げた布団ごと後ろから抱き締めてくる裕貴。


『…覚悟してね』


そう言ってチクン、とひとつ
私の首筋に優しい痛みを走らせた。






---------------





そんな事とかいいつつ
越岡さんのバックにはしっかりとゴム入ってるよ。

辰巳くんから



辰巳 雄大:ファイト(b゚v`*)☆彡



とかライン来てるよ。




お話に全然関係ないけど、
MARSなかなか面白いっすねぇw