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さう日和。

ファニーフェイスなオナゴ。ジャニーズ中心生活。

辰巳くんと失恋 【下】


いっけな〜い❗️うっかりうっかり💦
私、出不精😉自分はやんわりブスだと
自覚してる平凡な女の子🌟
でもある日、休日フットサル⚽️という
リア充集団の中に飛び込んだと思ったら
小顔の超絶イケメン💗に
いきなりキス💋されてもう大変😲
そんな中、先輩のお家で鍋パーティー🍲⁉️
どうなっちゃうのぉ〜〜⁉️⁉️




----------------







幸大先輩の住むアパートは
ウチと同じ最寄駅なんだけど
少し離れたところにあるから
辰巳くんが車出してくれて
何人かで辰巳くんの車に乗って
幸大先輩のお家に向かいます。


『いらっしゃい!』


出迎えてくれた幸大先輩に
挨拶しながら家の中に入る

幸大先輩の部屋は仮面ライダーグッズで溢れてて
あまり綺麗とは言えないけど
幸大先輩らしくて可愛い部屋。

他のみんなもどんどん集まってきて
みんなで楽しく準備して
鍋パーティーが始まってワイワイやって
すごく盛り上がってきた頃に
コツンコツンと階段を登る音が聞こえます。


『あ、あいつかも』


幸大先輩が時計を見ながら言う。


『…あいつ?』

『うん、そろそろ帰ってくる頃だから』


…?それってどういう…
って聞こうとした瞬間にガチャッと
ドアが開く音と


『ただいま〜』


って声が聞こえます。

ハテナ顔のみんなをよそに
幸大先輩が玄関の方まで向かって行って、
声の主を連れてくる。


『わぁ!いっぱい人がいる〜
いらっしゃーい。』


そこに現れたのは、
外見パーフェクトのあの女の子。

小柄で華奢で白い肌に栗色の髪が似合う
すごいかわいいあの女の子。


『え!?○○ちゃんじゃん!』

『ただいまってどういう事!?』

『ちょっと聞いてないよー!!』


ってみんなは大盛り上がり。

でもそんな声は届かない。


目の前が真っ白になって。
全ての音が聞こえなくなって。


でもそんな中、
幸大先輩の声だけハッキリ聞こえてくるんです。


『実は少し前から付き合ってて!
今一緒に住んでるんだよね』


…え。


固まるしかない女の子。
視界がグラグラ歪んで息が出来なくなる。


幸せそうに笑いあう2人を見てると

とびっきりの笑顔で幸大先輩の横に立つ
パーフェクト女子がふとこっちを見てきて
ゆっくりと微笑んで、

そして口パクで言ってくるの


“あたしの勝ち”


って。


まさかの交際発言に盛り上がる周囲。


『ちょっと…コンビニ…』


誰かに言うわけでもなく
そう1人でつぶやいてフラフラと立ち上がって
相変わらず盛り上がるみんなの声を
遠くに感じながら外に出る。


外に出るとボロボロと涙が溢れます。

なんだか分からないけど涙が止まらない。


涙を流したまま立ち尽くしていると
バタン!!!!といきなり玄関のドアが開く。

ドアが開いた方を振り返ると
信じられないものを見たような顔をしている

辰巳くん。


『お前…』


なんかもう何も考えられなくて
涙も鼻水も垂れ流した状態で
辰巳くんを見つめる。


その瞬間に
眉間にシワ寄せて舌打ちをする辰巳くん。


いつの間にか一回部屋に入って
その子と自分の荷物持ってきた辰巳くんに
手を強めに引かれ、車にブチ込まれる。


後部座席で横向きになりながら
自分の家と反対方向に向かっているのを
呆然と目で追う。


どこに行くのかな…
どこでもいいや…


なんて思いながら車に揺られて、
ネオンの光が眩しい場所に連れて行かれる。


ここがどんな場所で何するのか
分かってないわけじゃないけど
もう本当になんだっていいや状態。


手を引く辰巳くんに
部屋に入って早々ベッドに押し倒される


『何こんなとこにホイホイついてきてんだよ』

『…』

『なんか言えよ…』

『…た、』

『…ッ』

『こ…たせんぱ…』


全部言い切る前に辰巳くんに
キスされてそれ以上喋れなくなる。

息切らしながら吐息交じりに
首筋とか頬とかまぶたとか
あちこちにキスしてくる辰巳くんの手が
服のボタンにかかった瞬間に


『…幸大先輩…ッ…』


渇いたと思った涙がまたボロボロこぼれる。

されるがままで天井をみつめて
そう呟くその子を辰巳くんが抱き締める。


『なんなんだよ…』

『…ッ…』

『お前俺が好きなんじゃないのかよ…』

『……ぅぅ…』

『好きでもない男とキスなんか
してんじゃねえよ…』


その言葉を聞いて堰を切ったように
声を出して泣き出す女の子。


『泣きたいのはこっちだっつーの…ッ』


って髪を搔きむしる辰巳くん。


その時初めてその子は、

自分の気持ちに気付くんです。


泣かないように一生懸命息を吸い込む苦しそうな
辰巳くんの声が聞こえていても

幸大先輩への気持ちが止まらなくて
幸大先輩の名前を呼び続ける。


幸大先輩…幸大先輩…って




気づいたら眠ってた女の子が目を覚ますと
枕元のテーブルに
一万円札と水が置いてあるんです。


辰巳くん…帰ったんだ…


そう思いながら、
その一万円使う訳にもいかないから
自分でお会計済まして帰ります。


辰巳くんにお金返そうと思うんだけど
電話なんて出来ないし、

ライン送ろうと思っても
どんな文送っていいか分からなくて
結局何もしないまま時間ばかり過ぎる。


あんなに楽しかった
フットサルにも行かなくなって
家で1人ぐっだぐだに過ごす日々に
戻っちゃうんです。

そしてある日寺西が家に訪ねてきます。
連絡も何もなしにいきなり来やがる。


『…何』

『すっぴんひどいな、お前…』

『…用件言えやコラ。』

『いやここで話すのも、ね?』


ヘラヘラ笑いながらそう言って
部屋にズカズカ入ってくる寺西。

ソファに普通どっかりと座る寺西に
少しイライラしながらも
一応お客様扱いしてお茶とか出してあげる。


『…で、本当に急になんなの?』

『もう…来ねぇの?』

『は?』

『フットサル…』


出したお茶チビチビ飲みながら
上目遣いで聞いてくる寺西。


『あぁ…うん…』

『なんで?』

『なんでって…』

『最近、辰巳くんも全然来てない。』

『え…』

『マジつまんない。2人いないと。』


本当につまんなそうにそうボソボソ言う
寺西に全てを打ち明ける事にします。


『寺西…私さ、
幸大先輩のこと好きだったんだよね…』


すっごい勇気出して言ったのに、


『は?お前が幸大先輩を?
ナイナイナイ!気のせい気のせい(笑)』


と盛大に笑われます。


『…は?』

『お前が高校の時部活が好きなのは知ってたけど
幸大先輩を好きなのは違うと思うよ』

『…』

『部活っていう好きな場所の
中心にいた人だからそう勘違いしてるだけで』

『…』

『絶対好きではないと思う』

『…いや、』

『今だってそうだよ。
フットサルに誘ってくれたのが
たまたま幸大先輩だったから
好きと勘違いしてるだけ。』

『…』

『部活同様、フットサル好きになってさ
そこに連れてきてくれた人が幸大先輩なだけ。』

『…』

『お前にとって幸大先輩は憧れなんだよ。
俗に言う神様みたいな存在。』


寺西の言葉が衝撃的過ぎて
何も言えなくなります。


『てかお前、辰巳くんのこと
好きだったんじゃねーの?』

『…え?』

『周りから見てて、の意見だけどさ
辰巳くんとお前完全に両想いだと
思ってたよ、みんな。』

『…』

『鍋した時だって急に辰巳くん、
お前が調子悪そうだから一緒に帰るって』

『…』

『辰巳くんに送ってもらう約束してた
女子だっていたのにさ』

『…』

『辰巳くん基本的に女の子には優しいけど
お前には特別甘すぎる。』


そんな事…
って否定したいけど出来ない。
だって本当にその通りだったから。

いつだって辰巳くんを頼ってた。
辰巳くんに甘やかされてた。


『てかお前、あんだけ辰巳くんに
甘やかしてもらって、幸大先輩が好きとか…
いろいろ酷だわ〜』

『…』

『辰巳ファンの女たちに刺されんぞ(笑)』


笑いながらそう言って
刺す真似してくる寺西をガンスルーする。

膝を抱えて小さくなる女の子に向かって


『何?お前辰巳くんと喧嘩したの?』


喧嘩なんて可愛いもんじゃないんだよ寺西…


って思いながらも、みんなに内緒で
辰巳くんとキスしてましたなんて言えないから
ひたすら縮こまる。


『じゃあお前にこれを託そう!』


そう言って紙袋を渡してくる寺西。


『…何コレ』

頭文字D

『見れば分かる』

『借りてる漫画』

『だから何よ』

『辰巳くんに、借りてる漫画』

『…っ…』

『返してきてよ、俺の代わりに』


めっちゃドヤ顔の寺西。


『お前ん家寄ったあとに辰巳くん家
行こうと思ってて。それ返しに。』

『…やだよ…』

『ちゃんと仲直りしろよ』


元からケンカなんてしてねぇし…


って思いながら寺西を睨む。
相変わらずニヤニヤしてる。


『とにかく俺帰るから。
それちゃんと返しといてね』


って家を出て行こうとする寺西に


『…寺西っ!』

『なんだー?』

『ありがとう…』


って下見ながら歯切れ悪く言うその子に


『ちゃんと化粧してから行けよ〜』


って言葉を残して帰る寺西。



本当はすごく会いたくない。
でももっと時間が経つと本当に
会いに行けなくなるから…


『とりあえず…シャワー…』


重い腰を上げて準備し始めます。


寺西からラインで送られてきた
辰巳くんの住所を頼りに
紙袋に入った漫画の中に
コッソリとホテルに置かれてた一万円を入れて。

電車にのって、彼の家に向かいます。

ガタンゴトン揺れる電車で
たくさんのことを考える。


『…はぁ、』


一度だけ深いため息をついて…


そして。着きます。
辰巳くんの住むアパート。

初めてくるけど、
小さくてちょっと古めのアパート。


『なんか…意外。』


ちょっと辰巳くんらしくないな。
なんて思いながら
少しだけ震える手をギュッと握って
インターフォンを押します。


ガタガタッッ!!
と音が聞こえたと同時に


『寺西っ!お前遅…ッ』


って言いながら玄関を開けて出てきた
辰巳くんと目が合います。


『こ、こんにち…は』

『……は…?』


固まる辰巳くん。


『寺西…から、』


そう言って漫画の入った紙袋を渡すと
ビックリしながらも
それを受け取る辰巳くん。


『…』

『…』

『…何?』


聞いたことないくらい冷たい辰巳くんの声。


『用済んだなら帰れよ』


そう言って背中を向けて
部屋の中に歩き出す。

背中から出る怒りオーラ全開の辰巳くんに
勇気を振り絞って声を出します。


『…て、てらにしが…っ』


小さいけれど勇気がこもった女の子の声。
その後ろで玄関のドアが閉まる音がする。

ピタリと止まる辰巳くんの背中。


『寺西が…私が辰巳くんを好きだって…』

『…』

『みんな…私が辰巳くんを好きだって…』

『…俺だって…そう思ってたよ…』


そう呟く辰巳くんの声に、自分がどれだけ
彼に絶望を味わせたかを痛感する。


『だから考えた。』

『…』

『たくさん考えた。』

『…たくさんってどれくらいだよ』

『さっき電車のなかで…』

『んな考えてねーじゃん…』

『考えたよッ!!!』


いきなり声を荒げる女の子に
辰巳くんの肩が揺れる。


『も…ぉ、頭ん中ぐちゃぐちゃだよ…』


切れるんじゃないかってくらいに
下唇を噛む女の子。


『…』

『…』

『…どうせ』

『…?』

『どうせ考えたって…
俺のこと好きじゃないんだろ…?』

『…ぅん…』


小さく頷く。


『マジで…帰れよ、お前…』


苦しそうに、泣きそうに、
辰巳くんが頭を押さえながらそう言う。


『…やだ…』

『…帰れよ』

『やだ…』

『帰れ!!!』

『…やだ!!!』

『…頼むからッ!!!』


そう叫んでその場にしゃがみ込む辰巳くん。


『…やだ…帰んない…』

『…んでだよ…』

『…だって』


気合い入れた化粧に比例して履いてきた
めったに履かないヒールのパンプスを脱いで
辰巳くんに近づく。


『辰巳くんといるの、楽しいし…ッ』

『…』

『辰巳くんが笑ってると、嬉しいし…ッ』

『…』

『辰巳くんのすべらない話、
もっと聞きたいって思うし…ッ』

『…』


頭抱えて床に座り込む辰巳くんを
後ろから抱きしめる。

パーカーの襟から覗く
辰巳くんの首筋におでこを付けるとすごく熱い。


辰巳くん…泣いてる。


辰巳くんにまわした腕に力を入れて
きつく彼を抱きしめる。


『…辰巳くんと…
もっとキスしたいって思った…』


辰巳くんが潰れちゃうんじゃないかってくらいに
もっと力込めて、ギュッと抱きしめる。


ズッ…と鼻水をすすった音がした後に
小さな声が聞こえる


『お前…ふざけんなよ…』


そう聞こえた瞬間に世界が反転して
目の前に辰巳くんの顔と、
見慣れない白い天井。

目真っ赤にした辰巳くんに
床に押し倒されます。


『キスしたいって言いながら…
俺の事好きじゃないとか言うんだ…?』


涙流しながら自嘲的に笑う辰巳くんが
すごく綺麗で、
思わずその顔に手をのばす。

頬に触れると、
伸ばした手が涙で濡れる。


『クソ女…』


って呟いた辰巳くんにキスされます。

息つく暇がないくらい
角度を変えて何回もキスしてくる辰巳くん。

息させてもらえなくてすっごく苦しい、
久しぶりの辰巳くんのキス。


やっと解放してくれた辰巳くんの
服ギュッと握りながら
ハァハァ息切らして超近距離で見つめ合う。


『…んな顔してんじゃねぇよ』


って言いながらニットの裾から手入れて
女の子の身体触る辰巳くん。

窒息しそうなキスしながら
身体触る辰巳くんの手が胸の上に来た時に


『…なんで抵抗しねぇんだよ…ッ』


って言う辰巳くん。


『だって…嫌じゃないんだもん…』

『もうお前俺の事好きじゃん…』

『…分かんない…』

『まじムカつく』


そう言ったと同時にブラのホックが
プツンとはずれて


『俺の事好きって認めるまで
今日帰さねぇから…』


って言いながらブラの下に
手入れてくる辰巳くんに
優しく抱かれたい。





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…女クソだな!
女クソ!w


まぁ結局女なんてのは
愛されたがり屋なのよ。




幸大先輩はね、あれなんだよ。
最初からこうなるの分かってたんだよ。

○○は絶対辰巳と合う!

って思ったからフットサルに
連れて行ったんだよ。

幸大先輩無駄にカッコよくいて欲しいな。
そんなポジション。




あぁぁぁあ〜〜〜〜〜
辰巳くんとキスしてぇ〜〜〜〜
辰巳くんと窒息キスしてぇ〜〜〜〜

ぶちゅ。(笑)